東京大学政策評価研究教育センター


データセット「全国大学学部定員」について

概要

本データセットは、「全国大学一覧」に収録されている全国の国立大学・公立大学・私立大学の入学定員を学部ごとに整理したものである。1951年度から2017年度までの大学・学部名称と入学定員に加え、CREPEで作成した学部系統分類の変数を含んでいる。
提供データは、①定員データ、②都道府県JISコード対応表、③学部系統分類対応表で構成される。データの活用例を参考にしていただきたい。

ダウンロード:
1. 定員データ
2. 都道府県JISコード対応表
3. 学部系統分類対応表

変数について

変数と項目の対応は以下の表に示した。

変数 項目 備考
UNIVERSITY_NAME.1 〜UNIVERSITY_NAME.3 大学名称 改称は順に2, 3に入力
UNIVERSITY_KUBUN 設置区分 NATIONAL(国立)・PUBLIC(公立)・PRIVATE(私立)に分類
PREFECTURE_JISCODE 都道府県JISコード 対応表参照
DEPARTMENT_NAME.1〜DEPARTMENT_NAME.5 学部名称 改称は順に2,3,...に入力
MAJOR_CATEGORY.1 〜MAJOR_CATEGORY.2 学部系統分類 対応表参照
CAPACITY.1951 〜CAPACITY.2017 年度ごと学部定員

(1) それぞれのレコードの基本単位は学部(DEPARTMENT_NAME.1)で、改称があった場合は順にDEPARTMENT_NAME.2, DEPARTMENT_NAME.3...に入力することで同一レコードとしてカウントしている。例えば、北海道学芸大学学芸学部は1966年に北海道教育大学教育学部に改称されたため、その行のUNIVERSITY_NAME.2とDEPARTMENT_NAME.2には新しい名称が入力されている。改称の時期は本データには含まれていない。

(2) 大学や学部の改組は別の学部として新しい行を作成している。例えば弘前大学人文学部は2016年に改組され人文社会学部が設置されたため、これら2つの学部は異なる行に入力されている。

(3) 設置区分(UNIVERSITY_KUBUN)や所在する都道府県(PREFECTURE_JISCODE)の変更がある場合は別の大学・学部としてカウントしている。例えば、高知工科大学は1996年に私立大学として設置されたが2009年から公立大学に設置者が変更されたため、UNIV_KUBUNがPRIVATEである行とPUBLICである行が存在する。

(4) 学部系統分類(MAJOR_CATEGORY.1, MAJOR_CATEGORY.2)については3(2)を参照されたい。

(5) 各定員には編入定員を含めていないが、夜間に授業を行うコースの定員は含んでいる。


変数データの出典について

「全国大学一覧」の変数

「全国大学一覧」(平成29年度は文部科学省著作、地域科学研究会高等教育情報センター発行)は毎年発行されている冊子であり、国内の大学各校について学長名・学部・学科・所在地・入学定員などが掲載されている。本データセットにおけるUNIVERSITY_NAME.1〜UNIVERSITY_NAME.3、UNIVERSITY_KUBUN、PREFECTURE_JISCODE、DEPARTMENT_NAME.1〜DEPARTMENT_NAME.5、CAPACITY.1951〜CAPACITY.2017は「全国大学一覧」を出典とする。

CREPEで作成した変数

CREPEでは「全国大学一覧」には含まれていない「学部系統分類」変数MAJOR_CATEGORY.1、MAJOR_CATEGORY.2を作成し、参考としてデータセットに含めている。基本的には、各レコードの最初の学部名(DEPARTMENT_NAME.1)に基づき、「学校基本調査平成30年度付属資料」の「学科系統分類表」を参考に分類コード(MAJOR_CATEGORY.1)を作成した。学科単位の系統は把握されていないため、例えば看護学科を有している医学部のレコードには分類コードは7(医学)のみが記録されている。文理学部など、2つの学問領域(文学・理学)の性格を併せ持つことが判断でき、かつ伝統的に多くの大学に存在した学部名称については、例外的に2つ目の分類コードを作成しMAJOR_CATEGORY.2とした。名称から分類が難しいものは99(その他・未分類)としている。このように「学部系統分類」変数は粗い分類となっているため、詳細な分析には不向きであることを了承のうえ利用されたい。



ブランクについて

(1) "NAME"で終わる名称に関する変数は、変更がなければ非該当としてNAと入力されている。

(2) 学部系統が複数カテゴリに該当する学部は該当する分MAJOR_CATEGORY.1〜MAJOR_CATEGORY.7に値を入力している。複数カテゴリに該当しなければMAJOR_CATEGORY.2以降はNAである。未分類の学部についてはMAJOR_CATEGORY.1に未分類コードを入力している。

(3) CAPACITY.1951〜CAPACITY.2017は非該当の場合NAを入力している。

データの利用について

個人、商用を問わず自由に利用することができる。ただし、本データセットの利用により生じた問題については責任を負いかねる。また、冊子中データの手打ちをベースとしたデータセットのため、入力に一部誤りがある可能性がある。

データに関するお問い合わせは東京大学経済学部政策評価研究教育センター(crepe [at] e.u-tokyo.ac.jp)までお願いします。