東京大学政策評価研究教育センター


則友雄磨トレイニーの論文 "Can Insurance Payouts Prevent a Poverty Trap? Evidence from Randomised Experiments in Northern Kenya"(co-authored with Kazushi Takahashi)がこのたび The Journal of Development Studies にアクセプトされました。
論文では、干ばつに苦しむ牧畜民に対して販売されている家畜向けのインデックス保険が、彼らの長期的厚生水準にどのような影響をもたらすか、ケニアのデータを使って統計的に検証しています。保険購入による心理的安心感からハイリターンの投資をできるようになる効果と、保険金を受け取ることにより被害を緩和できる効果を区別し、貧困の罠を回避するための後者の相対的な役割の重要性について実証しました。

【参考リンク】
The Journal of Development Studies