東京大学政策評価研究教育センター

CREPEDP-87

Number CREPEDP-87
Publication Date December 2020
Title 公的統計の課題と展望―2021年―
Author 西村淸彦(政策研究大学院大学)・肥後雅博(東京大学)
Abstract 日本の経済統計が、経済の構造変化に対応できず、精度低下が目立つ など、統計の「劣化」が叫ばれて久しい。3度目の改革となった今回の 統計改革では、2015~2017 年にかけて経済財政諮問会議や統計改革推 進会議が統計改革のプランを作成し、機能が強化された統計委員会が司 令塔となって改革を具体化していく、との枠組みを採用し、改革の実効 性を高め、経済統計の抜本的改革に取り組んでいる。 本稿では、2020 年を振り返ってコロナ禍が統計に与えた影響と統計 改革の進捗状況を整理し、2021 年における統計改革の課題を展望する。
Keywords 統計改革、統計のカバレッジ、事業所母集団データベース、経済センサス、毎月勤労統計調査、GDP、QE、GDP 推計のシームレス化、物価統計、行政記録情報、ビッグデータ、不動産データベース
Other information Paper in Japanese (12 pages)